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プロジェクト概要

DeSETは、2017年4月から開始された、公益財団法人日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構および株式会社リバネスの共同事業です。本事業は、XY軸方向の分解能が100m以下の海底地形図を地球上の全海域に渡って作成することを最終目標とし、その実現を飛躍的に加速しうる技術を日本国内から生み出すことを目的として行われます。

実効性を持つ技術革新を実現するためには、最先端の技術開発のみならず、シンプルで低コストな構造のアイデア、海中で使用しうる新しい材料、信頼性の高い加工技術等、多様な分野・領域・業種からの知恵と技術の流入と融合が欠かせないと考えています。そのため、DeSETは、事業目標を「海底地形図作成を飛躍的に加速する技術の開発」としながら、その技術開発につながりうる要素技術・アイデアへと申請の門戸を広く開放します。本プロジェクトにおける選考の過程において要素技術を組み合わせ、技術開発を担うチームを形成、採択していきます。

2017年と2018年にそれぞれ開発希望者を公募し、日本全国から研究者や技術者、起業家を約 80名を一同に集め、合宿を通じてチームを形成、計6チー ムを採択しました。各チームの試行錯誤により、2020年7月に開始する DeSET 2020では、2017年から2019年にDeSETの活動において開発してきた技術をもとに超異分野チームを再構築。 Seabed 2030との併走を強く意識し、世界中で海底地形データを取得している 研究機関及び政府機関との具体的な連携を見据えた技 術の向上と実海域での実用性実証を目指します。

採択チームへの支援内容

DeSETでは、採択チームに対し、以下の支援を実施します。

  1. 技術開発にかかる経費を助成
  2. 事業性検討、外部資金調達の検討、ビジネスパートナーの探索、特許取得等の協力を行うプロジェクトマネージャーを派遣
  3. 打ち合わせスペースとして、株式会社リバネスの本社および事業所(東京・大阪・熊本・沖縄)、ものづくりインキュベーション拠点「Center of Garage」(本所吾妻橋)の場所利用権(使用時間については要調整)

DeSET2020年のスケジュール

DeSET2020年までのチームの流れ

2018年度形成チームの取り組み

2018年度形成チーム映像(2020年3月公開)

2017年度に形成された技術開発チームに加え、2018年には第二期公募を実施。様々な専門性、職業、考えを持つ 60 名弱の研究者、技術者、起業家人材を集結。既存の常識や、現状の技術の延長線に留まらない、新しい技術コンセプトを作るために合宿を通してチームを形成し、3チームが採択されました。2030年の海底地形図100%に向けて、海外との接続を想定した技術開発が行われました。

2017年度形成チームの取り組み

2017年度形成チーム映像(2019年3月公開)

海底地形図作成の飛躍的効率化を実現しうる技術の開発チームに対して、5000万円の研究開発助成を行うプロジェクトとして、2017年に立ち上がりました。全国から14件の要素技術提案が寄せられ、公的研究機関、ベンチャー企業、中小企業、大企業など分野や組織を超えて23名でチーム形成合宿を行い、全く異なる技術で海底地形図の高精細化を実現するための技術を開発を行う3チームが採択されました。

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