2018 TEAM 03:海底AIマップ作成オープンプラットフォームの構築

代 表

新藤 克貴  株式会社ライトハウス

構成員

Mackay Randall Neal  JapanDrones株式会社
和田 知久  琉球大学
神山 一弘  株式会社マグナデザインネット
南 憲吏  島根大学
大田 真也  株式会社BRAIN

開発テーマ概要

本チームの特徴は、漁船やオープンソースデバイスを活用しながら、誰でも海底に関するデータ収集に参加できるプラットフォーム構築を目指している点だ。その収集データを基に、AIを活用して水深および底質に関する詳細な地図を自律的に作成していく。
これまで、海底探査は専門の技術を持った研究機関や調査会社に委ねられてきた。大型の調査船を運用し、ソナーによる探査で得たデータを解析して地形図にする、というのが従来の方法だ。これに対して本チームでは、魚群探知機からデータ収集できるIoTデバイスとオープンソースの小型ドローンボートを組み合わせ、小型漁船やレジャーボートもフル活用した浅海域でのデータ収集の仕組みを整える。また、深海域においては安価な無線ROVと水中通信システムをそれぞれ開発し、前述のドローンボートと複数の無線ROV艦隊を協調稼働させることで効率的なデータ取得に挑む。
浅深海域でそれぞれ収集したデータは、独自開発するAI分析アルゴリズムを介して、水深だけでなく藻場や魚群などの底質情報を同時に得られるようにシステム開発を行う予定だ。ユーザーメリットを提示し、海底地形図作成を民主化することで、より高速、高効率、広範囲、低コストの地形図作成を推し進める。同時に、海底地形のデータを基盤として、産業価値のある水産資源の分布や安全性の高い航路情報、海洋気象情報等との連結を図り、海に関する広大な知識を提供することで、人々に海をより親しみやすく感じてもらうことを狙っている。

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